【資格】電気主任技術者(電験3種)取得までの道のり
おはようございます。
今回は、株式投資ではなく自己投資といった観点から、私の保有している資格の取得までの道のりについて書きたいと思います。
なんの資格かというとタイトルにもありますように電気主任技術者(通称:電験)というものです。
取得したのは社畜サラリーマンになる以前の大学院在籍時です。ちょっとメジャーな資格ではないので傾向や勉強方法も、今と足して変わりないと思いますので、その取得までの道のりについて紹介したいと思います。
もしこのブログを見ていただいてる人の中に、これから電験を受ける!という方(おそらくほぼいないと思いますが…笑)がいましたら、少しでも有益な情報になるかと思います。
電気主任技術者とは?
まず、電気主任技術者の概要です。
電気主任技術者になれば、発電所や変電所、それに工場、ビルなどの受電設備や配線など、電気設備の保安監督という仕事に従事することができます。電気主任技術者は社会的評価が高い資格と言えるでしょう。(電気技術者試験センターより引用)
ということで、おおざっぱに言うと、電気設備を扱う上では必須の資格といえます。また、電気主任技術者の資格は、取り扱い可能な電圧によって第一種から第三種までの3種類あります。
- 第一種:すべての事業用電気工作物
- 第二種:電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物
- 第三種:電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千キロワット以上の発電所を除く)
といった感じに分かれてます。まずは第三種から取得するのが無難でしょう。(私が取得したのも第三種です。)
試験科目と難易度は?
ここからは第三種に関して具体的な話へ移ります。
まずは、試験科目です。
科目は理論・電力・機械・法規の4科目です。科目別合格制なので、合計点で合否が決まるのではなく、科目ごとにそれぞれ合否の結果が出ます。各科目はおおよそそれぞれ60点で合格です(年度によりバラツキはあります)。
それら全部が合格すると、第三種電気主任技術者の取得になります。
科目合格の有効期限は3年間ですので、少しずつ勉強してもOKです。
(ちなみに私は一度で4科目合格し取得しました)
続いて難易度です。
合格率は今年の試験でおおよそ9%です。なかなかの難易度ですね。
科目合格率(一科目でも合格した人)は29%ですので、ゆっくり取得する人が多いように思います。
実際、会社に入って電験が必要になる部署の方に聞きましたが、科目合格を重ねて取得を目指す方も多いみたいです。
どう勉強すればいいのか
では、まあまあの難易度ですがどう勉強すればいいのか。
私が実践した方法を紹介します。使ったテキストは主にこの2冊です。
どちらも超入門というだけあって非常に初歩的な部分から説明してあり、文章もユーモアある書き方で読みやすいです。(大学で電気系専攻の方は物足りなく感じると思いますが…)
一通りざっと、テキストを読み通せば十分です。
次に使ったのがこの過去問集です。(私は28年版でした。)
超入門の後すぐに過去問って解けるのか?と思った方もいるでしょう。
解けなくても大丈夫です!解けない部分は解答を読み、それでもわからない部分は超入門のテキストを読みましょう。解答に必要なことは必ず書いてあります。解けなかった問題は後日またチャレンジしてください。できるだけ解けない問題を減らしましょう。
資格試験で大事なのはどれだけ問題を解いて慣れるか、それに尽きると思います。
体系的に勉強できればベストでしょうが、それではいくら時間があっても足りません。
以上、簡単ではありますが、電験3種を取得したい人(果たしているのだろうか…)の少しでも参考になれば幸いです。